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アルゼンチン代表は「監督シカト作戦」で決勝T生き残りを目指す!!

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1 2018/06/30(土) 17:27:17.20 _USER9
 アルゼンチンの大手リクルート会社は、第1戦が終わった後に、皮肉を込めてこんな広告を出した。

「南米チームの監督の方々に再就職先を斡旋(あっせん)します」

 ヨーロッパにとって、そしてたぶん日本にとっても、サッカーはスポーツだ。もちろん試合に勝てば盛り上がり、負ければ悔しく、熱く自チームを応援するだろうが、それが人生のすべてではない。

 一方、南米ではサッカーがすでに人生の一部だ。人々は命をかけて自国のチームを応援する。そのプレッシャーは、うまくいけば大いなる力となってチームを後押しするが、同時に大きな重圧となって選手にのしかかってくる。

 南米のチームのなかで一番堅実で、強く、方向性のぶれないチームはウルグアイだ。プレーのひとつひとつが理にかなっていて、よくつくりあげられている。グループリーグでは3連勝しただけではなく、見ていても楽しいサッカーだった。

 選手個々の出来もいい。ウルグアイサッカー史上最多代表キャップを達成したGKフェルナンド・ムスレラから、エディンソン・カバーニ、ルイス・スアレスといったスター選手まで、一貫して調子がいい。

 しかし、何よりもその強さの秘密はベンチにある。今大会最年長の指揮官であるオスカル・タバレス監督は、毎日3時間以上も他チームの研究を欠かさない。ウルグアイは南米の中でも小国で、今回のW杯参加国の中でもアイスランドの次に小さな国だ。にもかかわらず32チームの中でもトップの強さを見せている。クロアチアとともにこの大会のダークホースとなるかもしれない。

 一方、一時は終わってしまったかのように見えたのがアルゼンチンだ。初戦でアイスランドに引き分け、クロアチアには大敗すると、選手と監督の不和は高まり、リオネル・メッシはうなだれた。最後のナイジェリア戦でもアルゼンチンは苦しんだが、終了4分前にマルコス・ロホがゴールを決めて、どうにか首をつないだ。

 そして、ここにきてアルゼンチンはチームの危機を、彼らのやり方で解決することにした。そう、とてつもなくアルゼンチンらしいやり方で……。

 アルゼンチンの選手たちは、もうホルヘ・サンパオリ監督の言うことには耳を貸さないことにした。ハビエル・マスチェラーノもメッシも、監督とは話もしない。重要なことは全て選手が決める。練習時間も、練習方法も、果てはゴンサロ・イグアインにもっとスペースを与えるといった戦い方まで……。

 マスチェラーノは言う。
「アルゼンチンのW杯は今から始まる。すべてがゼロからのスタート、これまでのことは考えないようにする。今はただ前を見るだけだ」

 サンパオリは日に日に孤立している。ロホが劇的なゴールを決めたときでさえ、誰もサンパオリをハグしたりはしなかった・・・



https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180630-00010007-sportiva-socc&p=1

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